Q 秀光でどんな仕事をしていますか?
私は建築家で、2年間秀光でオフィス、銀行、レストラン、ホテルなどの、インテリアデザインコンペのプランニングをしています。ひとつの椅子から空間まで、すべてを提案します。
今までで一番印象的な物件は、某お菓子メーカーの会社でした。葛飾北斎の「神奈川沖波裏」をモチーフにして壁面をデザインし、そのデザインに合わせて、そのメーカーが扱うキャンディを壁一面に貼りました。
私はアイデアを考えるとき、いまある問題に対するソリューションを、頭の中でイメージし、
それを空間に落とし込みます。また、常に新しいアイデアをとり入れることを意識しています。
プロジェクトプランナー
Q なぜ、日本を、秀光を選んだのですか?
2016年8月、イタリア中部アマトリチャーナを中心に大規模な地震が発生しました。このことから、大学の卒業論では、“地震と災害”に焦点を当てた論文を書きました。
論文では、イタリアと日本の建築を比較し、日本の建築物の耐震構造が素晴らしいということを発表したのですが、私の論文は表彰され、インターンとして日本へ行く奨学金が支給されました。そして、秀光で働く同じイタリア人建築家の元で学び、インターン期間を終えた後、イタリアへ戻りました。
しかし、彼や秀光の皆から、「また秀光で働かないか」と声をかけていただき、再び日本に戻って秀光の社員として働くことになりました。皆とても良い人で、毎日楽しく働けています。
Q これからどんなことしてみたいですか?
たくさんのコンペやプロジェクトに参加していきたいです。秀光はデザイン会社であり、メーカーでもあります。やろうと思えば、どんなこともできる会社なので、オリジナルかつクリエイティブなオフィスや、ショップ、バーなどいろいろなことに挑戦してみたいです。
今年は新型コロナウイルスの大流行により、イタリアに戻ることができませんでした。イタリアでは、クリスマスという日を大事にしているので本当は戻りたかったんですが、残念ながら叶いませんでした。状況が落ち着いたら、またイタリアに戻ってリフレッシュして、日本でずっと働き続けたいです。